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冬になると、窓際からひんやりとした空気を感じることはありませんか?

実は、室内の暖かさの約6割は「窓」から逃げているとも言われています。
カーテンを閉めても寒さが残るのは、ガラスを通して冷気が伝わっているからです。
そんな“家の弱点”を手軽に補えるのが、窓に貼る断熱シート。
今回は、建築の視点からその仕組みと選び方を解説しながら、人気のおすすめ商品を紹介します。
暮らしの快適さを守るために、まずは「窓」から見直してみませんか?
なぜ窓に断熱シートを貼ると暖かくなるのか

冬の冷え込みを感じる原因の多くは、「窓ガラスを通じて室内の熱が逃げる」ことにあります。
建築の世界では、これを「熱損失」と呼びます。壁や天井よりもガラス面は圧倒的に熱を通しやすく、住宅全体で見ると約6割もの熱が窓から流出しているといわれています。
▼ 窓際が寒くなる理由はこちら
【図解】なぜ窓際にいると寒い?|“見えない冷気”コールドドラフトの正体と対策
熱は3つの方法で逃げていく
熱が移動する仕組みには「伝導・対流・放射」の3つがあります。
窓ガラスではこのすべてが同時に起こっています。
- 伝導:冷たい外気がガラスを通じて室内に伝わる
- 対流:窓辺の空気が冷やされて下降し、足元に冷気がたまる
- 放射:室内の暖かい熱がガラス面を通して外に放出される
断熱シートは、このうち主に「伝導」と「放射」を防ぐ役割を果たします。
空気を含んだフィルム層やアルミ蒸着層が、熱の移動を遮り、窓の表面温度を上げることで、体感温度を高めてくれるのです。
二重窓に近い効果を“手軽に”
断熱シートを貼ることで、ガラスとシートの間に薄い空気層が生まれます。
この空気層は、建築でいう「複層ガラス(二重窓)」と同じ仕組み。
外気の冷たさを和らげ、室内の熱が逃げにくい環境をつくります。
また、結露の発生を抑える効果もあり、窓まわりのカビ対策にもつながります。
窓用断熱シートの選び方と見るべき3つのポイント

断熱シートといっても、素材や貼り方によって性能や使い勝手はさまざま。
ここでは、初めての方でも失敗しにくいように、見るべき3つのポイントを紹介します。
- 素材タイプ
- 貼り方・取り付け方法
- デザイン・透け感
① 素材タイプで選ぶ
断熱シートの素材は大きく分けて、「プチプチタイプ」と「透明フィルムタイプ」の2種類です。
| タイプ | 特徴 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| プチプチタイプ(気泡緩衝材) | 空気層が厚く、断熱効果が高い。見た目はややマット。 | 寝室・浴室・北側の窓など、冷気が強い場所 |
| 透明フィルムタイプ | 見た目がすっきり。採光性を保ちながら断熱できる。 | リビング・日当たりの良い窓など、景観を重視する場所 |
建築の断熱でも同じですが、「空気を閉じ込める」ことが熱を防ぐ鍵。
気泡入りシートはその性質を利用して、手軽に断熱性能を上げています。
② 貼り方・取り付け方法で選ぶ
窓に直接貼るタイプか、テープや水を使って貼るタイプかによって、施工のしやすさが変わります。
- 水貼りタイプ:霧吹きで簡単に貼れて、はがすときも跡が残りにくい
- テープ固定タイプ:しっかり密着しやすく、長期間使いたい方におすすめ
- 静電気タイプ:のりやテープを使わず、貼り直しも簡単
賃貸住宅では「はがしやすさ」を重視すると安心です。
冬の間だけ貼って、春になったら簡単に取り外せるものが便利ですね。
③ デザイン・透け感で選ぶ
最近では、断熱+デザイン性を兼ねたシートも増えています。
すりガラス調・モザイク柄などを選べば、目隠し効果も得られて一石二鳥。
また、リビングやキッチンなど日中も自然光を取り入れたい場所では、「透明度の高いタイプ」を選ぶと快適です。
- 「性能」だけでなく、「暮らしやすさ」と「見た目」のバランスが大切
- 空間に合った素材を選ぶ
窓に貼る断熱シートおすすめランキングTOP3

第1位|HOOMMA Lab 窓用断熱フィルム
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | remecle(リメクル) |
| 参考価格 | 約1,280〜9,900円(サイズにより異なる) |
| サイズ | 幅(45/90cm)×長さ(1~10m) |
| 素材 | 透明フィルム |
| 貼り方 | 水貼りタイプ(貼り直し可) |
| デザイン | 10種類のデザイン・タイプから選べる |
- 初めて断熱シートを使う人
- 見た目のデザインを重視したい人
第2位|BELLE TREE 断熱・結露防止シート
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | KIYOCLE(キヨクル) |
| 参考価格 | 約1,280〜3,480円(サイズにより異なる) |
| サイズ | 幅(30~120cm)×長さ(2~20m) |
| 素材 | マジックミラーフィルム |
| 貼り方 | 水貼りタイプ(貼り直し可) |
| デザイン | 全10色(カラーによって採光度・遮熱効果が異なる) |
- シンプルで使いやすい断熱シートを探している人
- カラーで効果を選びたい人
第3位|ニトムズ プチプチ断熱シート
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | ニトムズ |
| 参考価格 | 約1,180円 |
| サイズ | 90cm × 180cm |
| 素材 | プチプチタイプ(気泡緩衝材) |
| 貼り方 | 水貼りタイプ(貼り直し可) |
| デザイン | 透明 |
- しっかりとした断熱効果を求める人
- 結露防止も同時にしたい人
- 費用を抑えて手軽に試したい人
窓用断熱シートの比較表|効果・価格・デザインを徹底比較!

最後に、紹介した3商品の主要スペックと特徴を一覧表にまとめました。
どのシートにも強みがあるため、「デザイン重視」「コスパ重視」「機能重視」など、目的に合わせて選ぶのがポイントです。
| 順位 | 商品名 | 特徴 | サイズ | 貼り方 | デザイン | 参考価格(税込) | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1位 | 窓用断熱フィルム | デザイン豊富・高透明・貼り直し可 | 幅45/90cm×長さ1〜10m | 水貼りタイプ | 10種類 | 約1,280〜9,900円 | デザイン性と性能を両立したい人 |
| 第2位 | マジックミラー断熱フィルム | 目隠し+断熱+結露防止 | 幅30〜120cm×長さ2〜20m | 水貼りタイプ | 10色 | 約1,280〜3,480円 | 採光を保ちながらプライバシーを守りたい人 |
| 第3位 | プチプチ断熱シート | 厚手3層構造で高断熱・低価格 | 90×180cm | 水貼りタイプ | 透明 | 約1,180円 | コスパ重視・断熱効果を期待している人 |
おすすめポイント
- 賃貸でも使いやすい「水貼りタイプ」
糊を使わず、水だけで簡単に貼れるタイプなら、賃貸住宅でも安心して使えます。
剥がした跡も残りにくく、季節ごとの貼り替えも簡単です。
- デザイン性も断熱性能も両立できる
近年はデザインフィルムの種類が増え、模様や透明感を選べます。
“見た目も快適性の一部”として考えるのが、建築的にもおすすめの視点です。
- 断熱+遮熱+UVカットの“多機能タイプ”が便利
断熱シートの中には、冬の冷気を防ぐだけでなく、夏の日射をカットする遮熱性能を併せ持つものも。
オールシーズン快適に使いたい人には、このタイプが最適です。
見た目を気にしないなら、空気層を持つ「プチプチ構造タイプ」が最も熱を伝えにくく効果的。
インテリア性を重視するなら、透明・柄付きタイプを選ぶと、冬も明るく心地よい空間を保てます。
まとめ|断熱シートで冬の窓際を快適に
冬になると、家の中でも「窓際だけひんやり…」と感じることがあります。
これは、窓が住まいの中で最も熱の出入りが大きい場所だからです。
▶ 「なぜ窓際が寒くなるのか」はこちらの記事で解説しています.
しかし、断熱シートを1枚貼るだけで、冷気の侵入を防ぎ、暖房効率を高めることができます。
建築の観点から見ても、「窓面の断熱」は最も手軽で効果的な省エネ対策のひとつ。
しかも、最近の断熱フィルムはデザイン性も高く、賃貸でも簡単に貼れるタイプが増えています。
そんな方は、まずは窓用断熱シートから始めてみるのがおすすめです.


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